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地方騎手の晴れ舞台WASJ

  • 2015年09月04日(金) 18時00分


レースぶりとレース後コメントを中心に振り返る

 8月29、30日、リニューアルしたワールドオールスタージョッキーズが札幌競馬場で行われた。地方の騎手にはスーパージョッキーズトライアルでの出場権争いもあり、いまやファンや関係者にとっても一大イベントとなっている。さらにご存知のとおり、今年から地方騎手が2名出場できるようになったことでも、注目度の高いシリーズとなった。地方から出場した2人は残念ながら、特に藤田弘治騎手は惜しくも表彰台に上がれなかったが、レースぶりとレース後のコメントを中心に振り返ってみたい。

 第1戦、いきなり藤田騎手が驚かせてくれた。好スタートをきって先行するかに思えたが、徐々に位置取りを下げて2周目3コーナー手前では後方2番手という場面があった。

「前の方で競馬をしてくれと言われていたんですけど、外から来る馬が速いと思ってじっとしていました。動けなくなったのもあるんですけど、そのまま内にいるしかないなと思いました」

 直線で抜け出したのは、WASJを含めて土日で計7勝と、この週末の主役となったモレイラ騎手だったが、直線で外に持ち出した藤田騎手が見事にゴール前で差し切った。

「(4コーナーでは)内からスッと抜けられてラッキーでした。ゴーサイン出したらすごい反応してくれたんで、行けっ、と思いました」

 こうした騎手交流戦では、互いを意識するあまり、超一流騎手同士といえどもペースが速くなることも珍しくない。第1戦は2600mの長丁場。外から行く馬を行かせて、慌てず内でじっとしていたことが、メンバー中最速の上り3F36秒9という末脚を引き出す結果となった。

地方競馬に吠える

WASJ第1戦、藤田弘治騎手は8番人気のジューヴルエールで勝利


 それにしてもこのシリーズに出場する地方騎手でたびたび感心させられるのが、普段とはまったく違う、ほとんど経験したことのない環境にもかかわらず

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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