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【佐藤哲三×藤岡佑介】第2回『武豊騎手はキタサンブラックに合わせた体作りをしている』

  • 2017年07月05日(水) 18時01分
with 佑

▲外国人騎手との違い、武豊騎手とキタサンブラックについてなど、今週は哲三さんの頭脳が全開!


元ジョッキーの佐藤哲三さんをゲストにお迎えし、春のGI戦線を振り返っていくこの企画。今回は「ダービーを制したルメール騎手」「キタサンブラックと武豊騎手」をテーマに語ります。外国人騎手と日本人騎手の違いを生む意外なモノ、武豊騎手のキタサンブラックとの向き合い方、はたまた自身が乗ってみたい馬など…職人の頭脳全開のトークを繰り広げます。(取材・構成:不破由妃子)

※撮影協力:京都センチュリーホテル 「京料理 嵐亭」


(前回のつづき)

外国人騎手との違いを生むのは日本の箸文化?


佑介 ダービーで注目されたのは、やっぱり勝ったクリストフの騎乗。クリストフが動いたことで、もうちょっと流れるかなと思ったら、あそこからもう一度落ち着きましたからね。ほかが動かなかったこともありますが、絶妙なタイミングだったなと。あとは、やっぱりレイデオロという馬もすごい。鞍上が動かしていっても、そのあとピタッと止まるわけですから。

哲三 せやな。そもそも外国人ジョッキーは、体感的に馬の正常な“一歩”を知っている。

佑介 ゲートにしろ、道中にしろ、ということですよね。

哲三 うん。中距離はその“一歩”が大事で、極力マイナスにならない“一歩”を踏ませる乗り方が俺はいいと思う。ゲートはもちろん、秒速のなかの“一歩”もなるべく崩さない。でも、それってやろうと思ってできることじゃなくて、自分の体に馬がマッチしていないとできない。要するに、体の使い方やな。そのあたりが、日本人ジョッキーと外国人ジョッキーの違いかなぁと思ったりするけど。馬には支点というか、芯がある。その芯に自分の体をハメ込むと、ほとんど引っ掛からない。

佑介 理論はわかります。これまでにも、哲三さんにはわかやすく例えてもらいながら、いろいろ教えてもらってきましたし。でも…、たぶん2割も実行に移せてないです(苦笑)。

哲三 俺は10年以上前からいろいろ考えてたからね。オリビエ(ペリエ)とか絶対に引っ張らなくて、手応えがなさそうなのに、最後はビューッと伸びたりして、なんでかなぁ、何が違うのかなぁ…ってずっと考えてた。そこで気づいたのが、彼らは肩甲骨が柔らかいんだっていうこと。日本は箸文化やけど、彼らはナイフとフォーク。箸を上手く使おうとすると自然と脇が締まるけど、ナイフとフォークは逆で、自然と脇が開くやん。その形のまま、馬に乗ってみたら……、あ、ハマるやんって。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利を挙げた。

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