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「新旧・関東オークス馬の戦い」軍配はどちらに?!/ブリーダーズゴールドC

  • 2017年08月16日(水) 18時00分


牝馬限定重賞に変わって3年、夏の女王決定戦として確立


 8月17日(木)門別競馬場で行われる『第29回ブリーダーズゴールドC』。かつてウイングアロー、タイムパラドックス、イングランディーレ、スマートファルコンらGI・JpnI戦線で活躍した牡馬たちが歴史に名を残しているレースでしたが、2014年に牝馬限定重賞に生まれ変わって3年。2014年サンビスタ、2015年、16年を連覇したアムールブリエ、ともにその後一線級の牡馬を相手に重賞制覇。早くも夏の女王決定戦として重要な位置を確立しています。

重賞連勝の期待がかかるクイーンマンボ


 それではさっそく今年の注目馬たちをご紹介していきましょう。今回地方の他地区からの出走がなく、JRA5頭、ホッカイドウ競馬6頭の11頭立てとなっています。

 注目は3歳馬クイーンマンボ。前走・関東オークスは3番手からの競馬で2周目3コーナーを回って先頭に立つと、直線でさらに突き放して圧勝。このとき4馬身差の2着だったアンジュデジールが続くスパーキングレディーCを古馬相手に勝利し、クイーンマンボの強さを改めて印象付けました。スタートも良く、道中の折り合いも大丈夫。ナイター競馬も川崎で経験済み。ブリーダーズゴールドC初の3歳馬による制覇に向けて、再びルメール騎手とのコンビで臨みます。

ルメール騎手とのコンビで初の3歳馬制覇を目指すクイーンマンボ(写真は2017年関東オークス優勝時、撮影:高橋正和)


 対するは昨年の関東オークスを制したタイニーダンサー。前走・スパーキングレディーCでは3着。勝ったアンジュデジールをものさしにすると分が悪いですが、元ホッカイドウ競馬所属で門別競馬場では8戦5勝【5-2-1-0】とすべて馬券圏内。栄冠賞、フローラルC、エーデルワイス賞、北海道2歳優駿と重賞4勝を挙げた走り慣れた舞台で巻き返しの可能性十分。今年もまたホッカイドウ競馬時代の主戦・桑村真明騎手とのコンビで、昨年の2着以上を目指します。

走り慣れた門別の舞台で昨年の巻き返しをはかるタイニーダンサー(写真は2016年関東オークス優勝時、撮影:高橋正和)


 3番手に挙げるのはホッカイドウ競馬勢からジュエルクイーン。昨年はノースクイーンCでの2着からこのレースで4着でしたが、続く水沢のビューチフルドリーマーCで1着。さらに11月の道営記念では強豪牡馬相手に3着。今年に入ってからも4月のコスモバルク記念、5月の赤レンガ記念でともにオヤコダカの3着。6月のヒダカソウC、7月のノースクイーンCを連勝中。昨年以上に力を付けていることは確実で、改めてJRA勢相手にどんなレースを見せてくれるか、地元期待の1頭です。

昨年4着時より力を付けており期待できるジュエルクイーン(写真は2016年クイーン賞出走時、撮影:高橋正和)


 ビービーバーレルは昨年JRA所属でこのレースに出走して3着。芝の重賞・フェアリーSの勝ち馬で、桜花賞にも出走(9着)。ダートに路線変更後、2着はあるものの勝ち星から遠ざかっています。今年5月にホッカイドウ競馬に移籍後4戦して2着、6着、3着、2着。今回も少しでも上の着順を狙います。

芝での実績があるビービーバーレルは少しでも上の着順を狙いたい(写真は2016年フェアリーS優勝時、撮影:下野雄規)


 JRA勢に戻って、ダートグレード競走の新顔、スルターナ。前走・天の川賞(福島・1000万下・1700m)ではスタートが悪く後方からの競馬になったものの末脚勝負で牡馬相手に1着。横山典弘騎手とのコンビで、展開次第では浮上の可能性も。

前走で牡馬相手に勝利したスルターナは展開がカギ(写真は2017年天の川賞優勝時、撮影:下野雄規)


 同じくダートグレード競走初挑戦のオージャイトは福永祐一騎手と、ダートグレード競走挑戦3度目のマイティティーは池添謙一騎手とのコンビで、初めての門別を舞台に新味を出してくれるか注目。

 グランダム・ジャパン古馬シーズンの5戦目でもあるブリーダーズゴールドCはJBCレディスクラシックを見据えた牝馬たちの夏の戦い。当日門別競馬場では最終レースに2歳牝馬限定・地方全国交流重賞の『第4回フルールC』も組まれていて、場内では今年もシュエット・ジュマン・フェスティバル(素敵な牝馬の祭り)が開催されます。遠隔地で「競馬場には行けない」という方も、ぜひ馬券を買って“牝馬のお祭り”に参加してくださいね!

※次回の更新は9月19日(火)18時。翌日に浦和競馬場で行われる「テレ玉杯オーバルスプリント」のコラムをお届けします。



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【ダートグレード競走とは】
中央競馬・地方競馬の交流を促進し、ダート適性のある実力馬の出走機会の拡大を図るため、全日本的な見地から体系づけられたダート交流重賞競走の総称。

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埼玉県出身。フリーアナウンサー。競馬好きが高じてこの世界へ。2001年から15年間、グリーンチャンネルで「中央競馬全レース中継」のキャスターを務める。2016年度から「グリーンチャンネル地方競馬中継」のコメンテーターとして出演。さらに全国各地の競馬場のトークイベントに参加するなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

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