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【小林智×藤岡佑介】第4回(最終回)『海外に行って改めて知る“武豊”という存在の大きさ』

  • 2017年08月16日(水) 18時01分
with 佑

▲最終回のテーマは『日本人騎手が海外へ行く意義』、自ら海外へ出向くことの本当の価値とは


フランスで開業する小林調教師と「日本の競馬、世界の競馬」について語ってきた対談も、いよいよ最終回。今回のテーマは『日本人騎手が海外へ行く意義』。この夏、川田騎手(8月14日〜)や小崎騎手(8月24日〜)が海外へと旅立ちます。今は外国のトップジョッキーが日本に乗りにくる時代。それゆえ「日本にいても技術は盗める」という声もありますが、小林師は「それは違う」と言います。自ら海外へ出向くことの本当の価値とは。(取材・構成:不破由妃子)


(前回のつづき)

「綾也には帰国したら、びっくりするくらいブレイクしてほしい」


小林 タナパクも言ってたんだけど、佑介くんも、「外国にきて、初めてユタカさんの凄さがわかった」って言ってたよね。

佑介 はい。日本では一緒に乗っているのが当たり前なので、どうしてもそういう感覚が鈍くなっていると思うんですが、海外に行ってみて、その存在の大きさに改めて気づいたというか。

小林 世界で通用するジョッキーになるためには、さっき話した技術面だけではなく、そういうところも大事なんだよ。たとえば、ユタカさんは、アメリカ、イギリス、フランス、香港など、どこに行こうがその国の調教師やジョッキーに「ユタカ、よくきたね」って迎えられる。アンドレ・ファーブルですら、ユタカさんのもとに握手を求めてやってくるからね。

with 佑

▲6月24日に中央競馬史上初のJRA通算3900勝を達成した武豊騎手 (C)netkeiba.com


佑介 そうですよね。その存在感こそ、ユタカさんが若い頃からコツコツと積み上げてきた実績なんですよね。

小林 だからこそ、競馬でも「ユタカだ、気を付けよう」ってなるわけだし。結局、日本人のジョッキーのなかで、そういう存在はいまだにユタカさんしかいない。

佑介 以前、「なんで俺のあとに誰も続かないんだ」って、ユタカさん本人も話していました。

小林 あと、「今は日本にたくさん外国のトップジョッキーが乗りにくるから、わざわざこっちから行かなくても技術は盗める」と思っている日本人ジョッキーがいるでしょ?

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利を挙げた。

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