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今年も牝馬か!? コーディエライトに高評価/新潟2歳S最終追い切り特報

  • 2017年08月23日(水) 18時00分


担当助手も自信「確実に成長しています」


 今朝24日の栗東。ある厩務員が「馬、増えてきてない?」と話していましたが、確かに函館競馬場の滞在なども終了間近なので、人も馬も栗東へ戻ってきているのかも知れません。今朝もG1ゼッケンを着用したレーヌミノルがCWコースでキャンターをするなど、秋競馬に向けて、ビッグネームも栗東へ入厩してきました。

 そして、先週はここで取り上げた新馬、ラッキーライラック、オーロスターキスがともにデビュー勝ちを決めてくれました。そういえば、某新聞にラッキーライラックの松永幹夫調教師コメントで「速い脚に欠ける」といった内容が記載されていましたが、これは絶対間違っていますね。確かに師は「マイルの瞬発力勝負では少し分が悪いかも」と話していましたが、これを速い脚がないという解釈をするのはどうなんでしょう。

 私も他人から見て「これは間違っている」と思われないような聞き取り取材をしなくてはいけませんね。ただ、私の場合は自分で調教を見て、その感想を個人的な印象でコラムに掲載するので、それについて間違っているという指摘を受けたとしても、そこは自分の意見は通すつもりです。

【新潟2歳S/コーディエライト】

 同じ佐々木晶三厩舎にいたローガンサファイアの全妹。体型はこちらの方が距離に融通が利きそうなタイプ。それだけに3戦目も距離延長となりますが、問題なくこなしてくれるはずです。今回は450キロ前後でのレースとなりそうですが「確実に成長しています」とは担当する高木一樹調教助手のコメント。

 最終追い切りは栗東坂路で単走。スタート地点へ向かうまで、チャカチャカした様子ですが「これは変わらないね。でも牝馬だから、これがあるから走るのかも知れない」と佐々木晶三調教師。走り出すと行きたがる様子はあまりなく、しっかり脚をためて走れています。だからこそ、4F目が最速になる12.4秒でまとめることができたと思いますし、ここも自分の競馬をすれば、自然と結果はついてくるはずです。

コーディエライト(8月22日撮影)

コーディエライトは自分の競馬をすれば、自然と結果はついてくるはず(8月22日撮影)


【新潟2歳S/フロンティア】

 デビュー戦は逃げ切り勝ちといっても、前半3F38.2秒ですから、逃げるつもりはなく、単に出た位置が前に誰もいないところだったというだけ。レースも調教かと思うほど道中のラップが遅く、正味2Fという競馬。それだけに今回のレースでどんな競馬をするかはゲートが開いてみないとなんとも言えません。

 調教での動きを見るかぎり、瞬発力は確実に上位争いできるものがあります。最終追い切りも栗東坂路で4F目12.1秒。3F目が13.2秒だったので、1.1秒をスムーズに加速できる能力は評価できます。ただ、いい脚を長く使わないといけなくなった時に対応できるかどうか。これについては実戦でも追い切りでもやったことがないだけに分かりません。

フロンティア(8月22日撮影)

フロンティアはいい脚を長く使わないといけなくなった時に対応できるかどうか(8月22日撮影)


【新潟2歳S/シンデレラメイク】

 デビュー前は栗東坂路とCWコースを併用して、しっかりと乗り込み。それがレース結果に表れたといってもよいでしょう。2着に5馬身差をつけるわけですから、今回の1F距離延長は問題ないでしょうし、新潟競馬場は同じ左回りとして、むしろ歓迎したいところ。ただデビュー戦で一緒だった馬はその後、未勝利戦で1頭も勝ち上がっておらず、そのあたりのレースレベルの心配はあります。

 この馬自身は中間もしっかりと乗り込まれており、最終追い切りがCWでの3頭併せ。中谷雄太騎手が跨って、3頭併せの真ん中でしたが、両サイドからプレッシャーをかけられて、いい併せ馬だったと思います。この動きを見ていても、叩き合いになった時に渋太さを発揮できるタイプだというイメージは湧きます。

【小倉日経オープン/ケントオー】

 前走中京記念は惨敗でしたが、休み明けということを考えれば仕方ありません。今回はひと叩きして、普段のキャンターの様子も明らかに変化してきました。距離の1800mに関しては、3走前のレースVTRを見れば参考外だったことが分かると思います。

 今回は1週前に4F51.8秒の栗東坂路での追い切りを消化して、最終追い切りは終い重点。中4週というレース間隔を考えれば、この調整方法がベストのような気がします。今回は逃げ先行馬がしっかりといるので、馬群は縦長になるはず。中団より前のポジションでレースを進めれば、4コーナーで先頭を射程に入れた競馬ができるでしょう。

ケントオー(8月22日撮影)

ケントオーはひと叩きして、普段のキャンターの様子も明らかに変化(8月22日撮影)


【BSN賞/スリータイタン】

 前走であらためて左回りのダート中長距離が得意だということを感じました。昨年のこのレースは49キロで4着。今年は54キロですから、斤量増を気にする方もいるでしょうが、それだけこの1年で実績を残したという判断でよいと思います。

 この中間の栗東坂路での追い切りは4F時計が地味。これはいつものことですし、それよりも4F目に12秒台を常に計時していることが重要。8歳の高齢馬と侮ってしまうことができない、現在の安定と充実ぶりを示す調教内容は評価したいと思います。

◆次走要注意

・8/20 札幌記念【ロードヴァンドール】(5人/6着)

 大阪杯で大敗した後の4ヶ月ぶりのレース。逃げにこだわって、どこまで粘ることができるか注目していましたが、個人的には思った以上に走っています。なにせ16キロの馬体減でしたし、体調は決して万全ではなかったはず。

 もともと暑い時期に良績があるわけでもないので、この負けは納得。秋以降のコーナー4つの芝2000m重賞なら必ずチャンスがあるはず

[メモ登録用コメント] [芝2000]昆貢厩舎の勝負調教なら勝ち負け

◆今週の追い切り特報

・2歳新馬【アプローズ】
 3週連続で追い切りを見ることができましたが、やるたびに動きが良くなっています。特に最終追い切りは鋭い終いの伸び。4F目12.2秒はCWコースでも動けていることも考慮して評価できる数字。スタートも速いようなので、好位置からあっさり。

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調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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