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盛況・キーンランドセプテンバーセール(須田鷹雄)

  • 2017年09月19日(火) 18時00分


◆巻き返しつつあるマル外にご注目いただきたい

 日本ではHBAサマーセールとオータムセールの中間にあたる時期だが、アメリカでは最大の1歳セール、キーンランドセプテンバーセールが行われている。

 キーンランドセプテンバーといえば、まずは超良血馬たちが集まるブック1(セッション1)。今年は社台ファームが2頭、ノーザンファームが1頭、それぞれ牡馬を購買している。社台ファームが購買したTapit×Her Smileの牡馬(75万ドル)は母がGI馬だけに注目を集めそう。ノーザンファームが購買したPioneerof the Nile×Life Well Livedの牡馬はWell Armedのおいで半兄もGI馬という文句なしの良血だ。

 他にもノースヒルズ・前田幸治氏が日本に来ることは珍しいTemple Cityの牝駒(これまで2頭)を含む3頭を購買していたり、フジイ興産が日本との相性抜群のSpeightstown産駒(牡馬)を購買したりしている。

 セッション1についてはウェブで公開されているデジタルカタログがあり、馬によっては立ち写真・近親の重賞勝ち動画・上場馬の歩き動画なども見られる。前述のTapit×Her Smileなどはすごい迫力の馬体だ。いつまでアップされているのか分からないが、もしこの原稿を読んだあとでも間に合うようなら、日本人購買馬に限らず見ると勉強になると思う。

 セッション2以降も日本人と見られる購買は盛ん。コストパフォーマンスを意識して最初から2以降に狙いを絞っているバイヤーもいるようだ。既に名前が出た以外では片山晃氏、吉澤ステーブル、ビッグレッドファーム・コスモヴューファーム、JSカンパニー、了徳寺健二氏、森秀行調教師、大川徹氏などの名前が見える。

 上場馬の数が多いだけに日本にゆかりがあって相性の良い血統の馬もいるもので、コスモヴューファームが購買したLemon Drop Kid×Dame Ursulaは祖母がChancey Squaw。つまりアグネスデジタルのおいにあたる。アグネスデジタルだけでなくシェルゲームやジャリスコライトも日本では走ったし、ブラックスビーチも3代母がChancey Squaw。こんな血統の牡馬がセレクトセールにいたら5〜6000万円はしそうなものだが、ここではセッション4にいて20万ドル。来年の赤本取材時には育成状況をチェックしたい馬だ。

 マル外情報は赤本が出ればリストにまとまってくるが、セリの直後から見ておくと愛着も出るというもの。このところ巻き返しつつあるマル外だけに、ぜひご注目いただきたい。

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