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小崎綾也騎手が渡豪前ラスト騎乗「騎手としても人としても成長したい」

  • 2017年08月22日(火) 19時00分
 オーストラリアへ長期遠征を発表している小崎綾也騎手が22日、金沢競馬場で渡豪前ラスト騎乗を終えた。

 この日はヤングジョッキーズシリーズ(以下、YJS)トライアルラウンド騎乗のため金沢競馬場にやってきた小崎騎手。2戦に騎乗する予定が、1頭が出走取消となり残念ながら1戦のみの参戦で、6着で終えた。

「日曜日に札幌でのレースを終えてから、ワクワクかドキドキか分からないんですが、なんか吹っ切れた感がありました。今日はスッキリ気持ちよく勝てたら良かったですが、オーストラリアに行く前のレースと帰ってきてからのレースで変化があるように頑張りたいです」

 そう話す22歳の表情には清々しさと大きな決意が感じ取れた。

 今だからこそ、海外遠征を決意できた。

「4年目で、(減量がとれる101勝まで)あと20勝残っています。オーストラリアから帰ってくる来年もまだ1kgの減量があるので、きっかけをいただいてチャンスに繋げられるかもしれません。これが来年だったら、踏み切れていたか分からないです」

 以前から海外にはよく競馬を見に行っており、2年前にはメルボルンCを観戦。「色んな国を見ていく中でも、オーストラリアは雰囲気がいいなと感じていた」という。所属するのはクリス・ウォーラー厩舎。

「名門厩舎で管理馬もたくさんいます。調教にたくさん乗せていただけると思いますが、レースではどのくらい乗れるか分からないので、チャンスを生かしていきたいです。

 通訳は最初の1週間だけなので、あとは自分でコミュニケーションを取らなければいけません。栗東にいる間に英会話に通ったり、北海道ではティータン騎手によく話しかけていました。僕の言ったことは通じるんですが、聞き取るのは難しいですね。モレイラ騎手やルメール騎手もいて、2人の英語は聞き取りやすくて少しは分かるんですが、現地に行ってどうなるか…。でも、そんなことも含めて揉まれた方が内面も成長できるかなって思います」

 出国がいよいよ明後日に迫ってきた。

「遠征を決めた時はとにかくワクワクしていたのですが、近づいてくると不安も出てきました。目標は定めず、積極的に自分からやって、騎手としても人としても成長したいです」

 YJSでは今日の金沢ラウンドを終えて西日本3位。他の騎手がまだ戦いを残しているため最終的な結果は分からないが、ファイナルラウンド出場となれば帰国したいという。

 22歳の勇気ある決断。大きな一歩となることを願っている。

(取材・文:大恵陽子)

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